南極での歯の事情｜むらた歯科クリニック｜大阪市城東区関目の歯科・歯医者

こんにちは🦷

城東区関目の『むらた歯科クリニック』です🍏

いきなりですが、【越冬隊】ってご存知ですか😯？

越冬隊とは、、、

「南極地域での気象や大雪氷、地質、宇宙物理、生物、海洋などの観測を行うために日本が派遣する調査隊のこと」

越冬隊には通常１～２名の医師が参加しておりますが、歯科医師はいません。

厳密に言いますと、南極へ行くまでの航海中は医師と歯科医師がそれぞれ１名ずついるのですが、大陸到着後の越冬中の約１年間は歯科医師の診察を受けられない期間があります。

そのため越冬中は歯科医師ではない２名の医師が隊員の歯の健康管理も行っています。

※医師は出発前に実際に歯科の研修や特訓を受け、応急処置やそれ以上の治療を行っています。

内陸の方に行くと水が貴重な為、口腔内のケアがしにくいことから、越冬中に遭遇する疾患の約２〜３割が歯科疾患とのことです😖！

具体的には

・被せ物や詰め物の脱離

→強い寒さの為、歯の収縮率と被せ物・詰め物の収縮率との差から取れてしまう

・歯の破折

→寒い所で硬くなったものをかじって歯が欠ける

・2次カリエス

→一度虫歯になったところが、十分なケアができない為に再度虫歯になってしまう

こういったことが起こります。

豆知識💡

『南極では風をひかない⁉︎』

南極は空気がとてもきれいで、細菌やウイルスなどが大気に舞っていない為、風邪をひかないと言われています👀

そのため観測隊員は南極に向かう前は病原体を持ち込まないよう、風邪はもちろん虫歯や水虫まで完治させてから出発するそうです！

へぇ〜ですよね😮

またちょこちょこ歯科にまつわる小話をさせていただきたいと思います♪