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なぜ虫歯は風邪みたいに治らないの?歯を守るために知っておきたいこと|むらた歯科クリニック|大阪市城東区関目の歯科・歯医者

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なぜ虫歯は風邪みたいに治らないの?歯を守るために知っておきたいこと

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こんにちは🦷

大阪市城東区の『むらた歯科クリニック』です🍏

 

「虫歯って勝手に治らないの?」

「風邪は治るのに、なんで虫歯は治らないの?」

 

そんな疑問を持ったこと、ありませんか?

実は、 “歯” というのは 人間の身体の中で唯一、自然治癒しない器官 なんです。


🦴歯はどうできているの?

まず歯の構造は大きく3層に分かれています。

1.エナメル質:歯の一番外側。人体で最も硬い組織。

2.象牙質:エナメル質の内側。やや柔らかく、神経に近い部分。

3.歯髄(しずい):いわゆる “歯の神経” 。血管や神経が通っている中心部。

虫歯は、最初はこのエナメル質からスタートします。

ここに穴が開いても、痛みが出ないことも多く、放置しがちになってしまいます。

 

 

❌でも…エナメル質には“治す力”がない!

ここがポイントです。

エナメル質は 血管が通っていない組織 なので、怪我をしても体が「修復指令」を出すことができません。

皮膚や骨は傷ついても血が通っているので、自然に再生する能力があります。

でも エナメル質には細胞が存在しない ため、 修復機能がゼロ なんです。

つまり、一度虫歯になると自然には元には戻らないのです。

 

 

🔬では「再石灰化」って何?

ここで「え?歯って“再石灰化”で治らないの?」という声もあるかもしれません。

それは、半分正解です!

◆ 再石灰化とは?

初期の虫歯(C0〜C1段階)で、エナメル質が “溶け始めている” 状態であれば、

唾液の力やフッ素によって「修復(再石灰化)」する可能性はあります。

ただしこれは穴が開いていない初期の状態限定です。

すでに穴が開いてしまった虫歯は、再石灰化では元に戻りません

 

 

🏥虫歯は放っておくとどうなる?

初期の虫歯を放っておくと…

【C1】エナメル質に限局した虫歯 → 黒ずみや小さな穴があるが、痛みはまだほとんどない。

【C2】象牙質に達した虫歯 → 冷たいものや甘いものがしみる。進行は比較的早い。

【C3】歯髄(神経)まで達した虫歯 → ズキズキ痛む。多くの場合、神経の治療が必要。

【C4】歯が崩壊し、根っこだけ残った状態 → 神経は死んでしまい、抜歯になることが多い。

と、段階的に進行します。

痛みが出たときには、すでにかなり進行していることが多いのです。

 

 

🪥私たちができる「歯を守る習慣」

虫歯を防ぐには、自然治癒に頼るのではなく、予防と早期発見がカギです。

✎ 歯を守るための3つのポイント✎

1.正しい歯磨き:1日最低2回以上、丁寧に(特に寝る前の歯みがきは最重要!)。

2.定期検診:少なくとも半年に1回は歯科へ。

3.食生活の見直し:甘い物のダラダラ食べ、ちびちび飲みは虫歯の元凶。

特に、「痛くない=健康」とは限らないのが歯の怖いところ。

プロのチェックを受けて、小さな虫歯のうちに対処するのがベストです!

歯は勝手に治ってくれないからこそ、「予防」と「知識」が、何よりの武器になります。

ここで余談ですが映画や漫画の『はたらく細胞』をご存知ですか?

赤血球、白血球、細菌たちがキャラクターとして登場し、体内で起こる様々な現象を分かりやすくコミカルに描いた作品です

映画版では、感染症や病気の仕組みだけでなく、かさぶたができる過程や体の細胞たちがどんなふうに健康を守ってくれているのか、豪華な俳優さん達が演じており、分かりやすく面白いです☺️

漫画のスピンオフ作品の『はたらく細菌』では歯についても触れているので機会があれば是非読んでみて下さい♪

三屋

大阪市城東区関目の歯医者さん

むらた歯科クリニック

京阪電鉄 野江駅 徒歩8分

大阪メトロ 蒲生4丁目駅 徒歩8分

大阪市城東区関目2-1-1

TEL:06-6167-7900

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