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歯の ”脱灰” と ”再石灰化” について|むらた歯科クリニック|大阪市城東区関目の歯科・歯医者

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歯の ”脱灰” と ”再石灰化” について

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こんにちは、

城東区関目の『むらた歯科クリニック』です。

 

以前【むし歯の原因は”虫歯菌”】というお話をさせていただきましたが、

今回は飲食するたびに口の中で起こっている

 

脱灰 と 再石灰化

 

についてお話していきます。

 

 

まず最初に前回の復習になりますが、

 

むし歯ができる仕組みは

①食事を摂ることで食べ物の糖質と口腔内の虫歯菌が出会う

②虫歯菌が糖質を栄養分として歯面上にネバネバした菌の塊(プラーク)を形成する

③プラークの中で虫歯菌は活動が活発になり、酸を作り出す

④作り出された酸により歯質からカルシウムやリンが溶け出す(脱灰)

 

でしたね。

ここで登場する【脱灰】について、もう少し詳しく説明していきます。

 

☆脱灰

脱灰とは歯の表層のエナメル質が酸によって分解されることです。

歯の主成分は

ハイドロキシアパタイト〈Ca10(PO4)6(OH)2

と呼ばれる物質で構成されていて

酸によりカルシウムとリンが溶け出すと中がスカスカの状態になります。

この状態が続くと、突然大きな穴があいたようにむし歯ができます。

 

脱灰が起きて歯に穴があく前の状態を初期むし歯といい、この状態であればまだ修復することができます。この修復を【再石灰化】といいます。

 

再石灰化

①食事をすると口の中が酸性に傾き歯が溶かされていく

②唾液が酸を中和して口腔内を中性に戻す

③溶け出したカルシウムとリンが歯の表面に戻る

 

食事のたびにお口の中は酸性となり虫歯危険ゾーンになりますが

唾液の力によって溶かされた歯は時間をかけて健康ゾーンに戻ります!

 

リズムある食生活(食事と食事の間にきちんと時間が取られた)をしていると健康ゾーンである時間が長くなり虫歯リスクが下がります。

 

逆に再石灰化が完了する前にまたチビチビ、ダラダラ食べ飲みをしていると

危険ゾーンに逆戻り!歯が溶けている時間が長くなりどんどん虫歯リスクが上がってしまいます

 

「1日3回歯磨きしているのに何で虫歯が出来るんだろう、、、」

 ✔お仕事や勉強の合間に1日中コーヒーやミルクティーを飲んでいませんか?

 ✔食事と食事の間に何回か間食していませんか?

 ✔お子様は特にジュースやスポーツ飲料を1日何回も飲んでいませんか?

 

お菓子やジュースなど飲食していただくときは

間食の時間を決めておくことや、できるだけ3食の食事の時間にまとめるなど、

口の中に食べ物がある時間を減らすことで虫歯のリスクを格段に下げることが出来ます。

 

皆さんぜひ一度、ご自身の食生活を見直してみられてはいかがでしょうか?

 

 

大阪市城東区関目の歯医者さん

むらた歯科クリニック

京阪電鉄 野江駅 徒歩8分

大阪メトロ 蒲生4丁目駅 徒歩8分

大阪市城東区関目2-1-1

TEL:06-6167-7900

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